“ マジすか学園5 #01 ” 書いたのは01終了後まもなく。

さあさあ始まりました、マジすか学園5。

 

地上波からHuluへ移動したのでどれくらいお金をかけられるようになったのか楽しみにしておりましたが、予告編では何やらヤクザと喧嘩するようで、しかも刀とか銃とか、ついにシリーズ終焉の時が来たのかなと思いました。

 

では早速初回のお話へ。

ここでも断っておきますが、私、ライターに片足を突っ込んでいる身でして、演技の程度につきましては全くの素人でございます。

よって演技レベルについては極力書かずにストーリー展開やキャラクターの心情などを軸に書いてまいります。

 

OP。
いきなり捕らわれの身、なのに強気のアントニオ(山本彩)。やべきょうすけさんのヤクザっぷりと雰囲気は十分。


そこへいきなり主人公ソルト(島崎遥香)登場!

チンピラをボコっていく。けど何でいきなり激尾古を助けるマジ女?コレが全ての始まりのようだが、いきなり「?」だな。

 

では次。
舞台はマジ女へ。ここではラッパッパに入ったさくら(宮脇咲良)が階段を上がってきた生徒をボコっていた。

これストーリーとは関係ないんだが、何故やられ役はこうもバカに描かれるのか?
喧嘩の鉄則。階段の、もしくは坂道の下からは絶対仕掛けてはならない。
何故なら圧倒的に不利だからだ。
この手のドラマを見る時、こういう下から仕掛ける奴を見てると、「監督とか演出の人、喧嘩した事無いんだろうな」って思ってしまう。

 

話はそれましたが、ここから暫く登場人物紹介の時間です。
まずは3年に進級したチーム火鍋。夏にも関わらず火鍋食ってる所が敢えて面白い。
これに対抗するようにカミソリ&ゾンビは流しそうめん(流れてないが)を食っている。こういうちょっとしたネタの部分は良い。
が、ここで立ち位置が少し変わっている。火鍋はともかくカミソリ&ゾンビはさくらの近くにいないのか?
ここにいるとなると完全にその他大勢に分類される。
さくらが階段上がって来る奴ら相手してるのに二人は呑気にそうめん食ってんっすか。
この辺の立ち位置の変化はどういう意味をなすのか?

 

では場所は変わって吹奏楽部部室で登場人物紹介2。
ソルトの出席日数が足りなくなったので皆さんおてて繋いで留年決め込むという、考え方が女子高生の連れション並みのラッパッパに入ったさくら。
思わずこの展開には吹いてしまった。シリーズ2では留年したゲキカラが優子との卒業の約束を守るために必死に勉強したり、
喧嘩を自粛していたのに。なんだか幼くなったな、四天王。まさか、

 

大人になんかなりたくない! ピーターパンシンドロームか。

 

さらにここでさくらのキャラが崩壊してる事に気付く。
まさかのソルトに「さん」付け。そして副部長設定なのにマジックの命令に従う従順さ。一匹狼が仲間の有難さを知ったらこんなチワワに変身するのか、少し残念。
しかもかつての仲間は下で鍋食ってそうめん流してるって。。。
もう一つ気になったのがソルト。
ヤクザ相手にアントニオを何故助けたのかも説明せずに的は自分だから他の生徒には関わらせるなという。
一見カッコいい発言だが、集団のトップがヤクザに喧嘩を売って自分だけしか狙われないと思っている所がまずおかしい。
単に仲間を危険にさらしているだけ、カッコ良くもなんともない。単なる身勝手。

そう言えばソルトさんって4でもこんなことあったっけ?
四天王は仲間がやられて黙ってる連中出ない事を分ってるくせに、自分をやったのは激尾古だとか発言していた。
しかしさくらのキャラ崩壊が私には完全に萎えた。
ギラギラ感ゼロ。ソルトを心配している所が何だか可愛く映る。
ソルトとのキャラ分け上下関係をはっきりさせたかったのだろうか?

 

話はここでサイドメニューへ。
激尾古と矢場久根がどうやら対マジ女連合を作っていたらしい。
しかしアントニオが助けられたことで激尾古はマジ女側へ付く事になり話がこじれているシーン。
けどこの連合ってアントニオ知ってたの?さらにこびーまでいんじゃん。

 

いやアンタソルトに4で助けられたっしょ!

 

激尾古はマジ女に恩こそあれ徒党を組んでまでマジ女を潰す理由あるか?一体何があった、この数カ月で。説明しろ!雑すぎるぞ!

……気を取り直し、話は戻って登場人物紹介3。
明智総業さん。義宗(袴田吉彦)が専務務めるヤクザのフロント企業ですね。竜頭組とは縄張り争いをしていて敵対関係ですか。
ここでは昔ながらのヤクザの竜頭組と、今時のフロント企業を置く元は銀獅子会と言う所で違いを出している。
一番シンプルな関係だがここでは丁度いい設定だ。


けどいただけないのはセリフ。いちいち防犯モニターハッキングしたとか、竜頭組がボコボコニやられてるとか、どうでもいい情報ばっか。

こんなセリフだったら言わない方がマシ。もう少し会話の流れの中に入れるなら入れてほしい。
つまるところここで必要な事は浦沢って人が袴田さんに何かを命令されたって事。そしてそれがソルトに関係してるって事。

 

次に場面は再びマジ女へ。
校長室に竜頭組がマジ女の生徒に怪我をさせられたので示談を持ちかけているシーン。

あれ、校長代わった?

と思う程ここではあんまり大した話はない。
だが校長とヤクザの話に割って入ったさくら達。そこで放った一言。

さくら「あんたらの金バッチとウチ等の校章かけて、やるか?」

まーこの一言がどうとかではないが、話し的にはこの前におたべが言った一言。

陣山「ヤクザに喧嘩売るんか?」
おたべ「こうてくれるか?」

これで終了してるんですよね。なのに追い打ちをかけるようにさくらがもう一度やるかと言ってる。これって脚本書きはじめた時よく言われたな。
カッコいいセリフだからっていわせりゃいいってもんじゃない。
完全にセリフの内容が被ってるんだよね。
ためてためてどーんとさくらちゃんに言わせたかったのかもしれないけど、ライターさん徹夜明け?

 

さて、開始から半分が過ぎてようやく私のお目当てバカモノちゃんが登場。
バカモノちゃんは一人出席日数の計算を間違えてしまい卒業してしまったという設定。
だが計算を間違えて卒業ってどういうからくりだろうか?
卒業したくないのなら計算なんかしなくても休み続ければいいだけの事。
ちょっとそんな理由で一人だけ卒業って……もう少しまともな理由はなかったのか?

ex:
そもそも出席日数や留年の概念が無く、卒業留年は自由意思だと思っていたとか。

 

まー何にしてもバカモノちゃんは大人の事情により早々に退場する運命なのだ。
そんなバカモノちゃんが卒業後就職したのがあの明智総業。そう、袴田さんトコ。
これに対してはみなみ(高橋みなみ)も直ぐに気付き今すぐ辞めて来いと言う。
みなみさん、今回は話にも参加できるいい役回りの気がする。期待したい。

 

次。

中盤から終盤にかけ、話を展開させるため新たな登場人物が出てくる。
ここでは刑事の韮澤さんがそれとなるのか?
何だかヤクザから賄賂を受け取るひと癖ありそうなキャラクターだ。
キャストも岡田義徳さん、期待大。

 

一方バカモノちゃんはみなみさんに明智総業を辞めて来いと言われたのに浦沢に言いくるめられ何故だか拳銃を受け取っちゃう事に。
てかこんな簡単に銃渡していいの?バカモノちゃんぱくられたらバレるよって……あ、ちゃんと言ってるね。
けど余計渡さねえだろ。「会った事もない他人だ」とかくらいで警察見逃してくんねえよ?
ヤクザがらみの銃なんて徹底的に調べられるだろうに。さすがに無理ある。オープン過ぎ。

ex.

銃を持たせたいならどうしても銃がいる理由をバカモノちゃんに作り、能動的に手にせざるを得ない展開に持って行くべき。

しかしそんなバカモノちゃんは銃を片手にラッパッパへ。そして手を震わせながらも人生初?の銃の試し撃ち。
いやいや何だか一気にぶっ飛んだなマジすか学園も。
因みにトランペットの音くらいでは銃の音は消せない。←これは単なる演出だがいいネタに思う。

 

そして1話のクライマックスへ。


なんとソルト銃弾に倒れる!

 

犯人らしき人物の顔が見えないと言う事はここはメンバーか?
銃で撃ってるって事は通り魔程度ではすまされないが、ここまでの中で疑わしきは竜頭組、もしくは袴田さんが命じた浦沢。このラインのどっちか。
矢場久根ラインだったら笑う。
だがいきなりの展開は今後に期待を持たせるストーリーだ。