“ マジすか学園5 #07 ” 

 明智総業の義宗がチャイナマフィアの襲撃を受け、マジ女OGみなみと共に死んでしまった前回。流れ弾で死んでしまったみなみの死に方には若干「?」がつくが、今回はその流れを受け、明智総業に警察の家宅捜索が入っているところから。

早くも手のひらを返した浦沢。これは実にいい。どんどんクズっぽさを出してほしい。こいつは敵討ちなんて死んでもやってほしくないキャラだ。

 

一方父親を殺されたおたべは義宗が銃を隠していたスナックへ。ここで店のママからビールを勧められるおたべ。だが「未成年ですから」と断る。

 

え!? アンタ絶対未成年ちゃうやろ!

 

シリーズを通してみている者は絶対突っ込んだはずだ。そしてママからコインロッカーの鍵を預かるおたべ。これは30丁の銃が隠してあるのでは?

これを使ってズルズル戦争ですか!?
と一瞬思ったんですが、この一件から手を引き嫁にいけと言っていた父親がそんなものを残すわけがない。
これで武器の類が出てきたら義宗のキャラも崩壊だな。

 

次に舞台はセンターとカツゼツへ。これは前回のネタばらしになるのか。
やはりセンターとカツゼツは手を組んでいたんですね。カツゼツにマジ女を託し、やはりこの方も戦争に参戦するんですね。

 

OP明け。釣り堀で話をしているリリー会長と…誰だこのおっさん?
何だか長年の知り合いのようだが、

 

いきなりリリー会長刺しだぞ!

誰だったんだろうか…。とか思ってたらおたべがコインロッカーへ行って荷物を出してきた。

 

なんと銃だ!

 

義宗さん、あんたそれでもオヤジか? これどういう言い訳でストーリー繋げるんだろ? それを持ってそそくさと逃げるおたべ。いやいや、これは違うて。銃持たせたいからってよ、そのもたせ方はアカンわ。

 

所変わってこちらは激尾古。アントニオを殺した張本人、ではないんだけどマフィアの手先弁護士を捕まえたようだ。何が起こったのか自白させようとしている。が、どうやって激尾古はこの弁護士のこと知ってんだろ?

まーいーや。

時を同じくして? マジ女に刑事二人が来ていた。みなみの件で来たらしい。が、いたのはヨガとマジック。この二人、もう少し参戦させてあげてもいいんじゃない? おたべにも見放されてランクがもう一つ下がってしまった。ここで気になったセリフが一つ。帰り際、韮澤が行った一言。

 

韮沢「戦争に勝者はいない」

 

は?

 

んなわけねえだろ。戦争にはきっちり勝者と敗者がいるんだよ! 学校で習わなかったか?どこぞの隣国が怒ってくんぞ。
抗日戦勝記念とか言って時代錯誤の独裁国家と同じような軍事パレードをこないだやってた国がよー(笑)

さてさて、半分が終わりようやくさくらちゃん登場。前回の回想を踏まえてバイク襲撃の所から。お互い銃を構えるが意外とあっさり撃ったぞ!

 

ヤンキーは武器は使わないんじゃなかったのか!?

 

もう一度言う。

 

ヤンキーは武器は使わないんじゃなかったのか!?

 

しかしどうして散々ぶっ放した挙句とどめを刺さなかった? 結局何者かもわかんなかったし。一体さくら何がしたいんだろう??
完全に迷走してねえか?

密かにさくらパニック状態なんじゃないのか? もしくは鬱。

セリフもないから何考えてるかわかんないし全然何もしてない。依然として周りが騒いでるのみ。

 

主人公さくらがソルトを殺され葛藤するドラマなら黙って散歩するだけなのはいただけない。よく考えるとさくらも含めて誰一人ソルトを殺した犯人を探そうとしない。

明智総業が黒幕だ! とか言ってみるも何にもしない。

 

ドンパチが増え人が死に派手になっているが、肝心のさくらがほとんど受動的。能動的に何かをしていたのは竜頭組に殴り込みをかけた2回目だけ。銃を奪ったのは能動的だが目的はそこじゃない。その後の行動がない。もしくは行動しようとしたが止められてない。

逆に回りは結構能動的に動いている。
おたべ、火鍋、センター、みなみ、カツゼツ、バカモノ、アントニオ、こびー etc
皆さんそれぞれの目的のため自ら動き、そして半分くらい死んでいる。

だがさくらは既に手詰まり感がある。主人公が本当に悩むにはまだ早すぎる。クライマックスの前が本当の悩みどきだ。さくらに対するネタが少なすぎるのが原因か?

ここまで見るとほとんど周りに持って行かれているさくら。

まー出演者多いからそれぞれに活躍の場を入れたいのはわかるが、それに対するさくらの絡みが少なすぎる。

 

主人公は受け身になってはいけない。

 

本の学校で習う基礎だ。見てる人も、意外とさくらなんもしてねーなーって思っているのではないか?
特にさくらちゃんファンはもっと勝つにせよ負けるにせよ、喜ぶにせよ悲しむにせよ、活躍するのを願っていると思う。

 

あと、これ群像劇だからOKとか思ってるんなら大きな間違いだ。

群像劇でもメインになる人物は存在する。その人が生きて初めて周囲の物語が成立する。外野だけで色々あって完結させるのはこれまた違う。

 

と、少し主人公への駄目だしをしましたがストーリーに戻って。。。
前回、矢場久根に負けたチーム火鍋と舎弟二人。今度はカツゼツを連れて再戦へ。しかし今回は矢場久根の幹部相手にも五角以上でやり合っています。7回目にして早くもサイドストーリーの終わりですかね。

しかしこの再戦の結末を待たないまま、舞台はチャイナマフィアのアジトへ。そこにいたのはなんと浦沢。ボスと話している。

 

いいね!

 

珍しくストーリーが期待通りになった。クズであってくれてありがとう、浦沢さん。これは元からなのか? いや、見てる限りそんな伏線はなかったのでおそらく寝返ったのだろう。

 

いいね!

 

その変わり身の速さ。絶対ロクな死に方しねえ。すると一人おっさんが入ってきた。どうやらこいつがさくらを襲撃したバイクのやつだったようだ。既に突き止めていたんですね。けどバイクで襲撃って。義宗にはショットガンぶっ放したやん。ぬるいってー。

 

そろそろクライマックスですかな?
マジ女へ戻ってきたおたべ。銃を棚へ隠した所へさくらもご帰宅。しかしお腹を撃たれていた。やっぱちょいちょい思うけど、ソルト3発、バカモノ3発、こびー確か3発(←未確認)なのにさくらは1発…

 

もっとぶっ放せや!

その上で被弾したのが1発の方が物差し的に絶対合う。マフィアやヤクザは撃つ時弾なくなるまで撃つよね?見たことないんでわかんないけど、ここまで撃たれた人皆複数食らってるからここだけ1発って死ぬ人と死なない人分けてる感じが被弾数で見えてくるのが悲しいんだよな。

 

そしてラスト。
撃たれたさくらを治療すべくおたべは再びスナックへ。無事弾は取ったが払うカネがないらしい。そこでおたべが取った行動はなんと…

 

脱いだー! (制服だけ)いいのかAKB! 

 

7話目にして初めて今回は攻めていると思ったシーンだ。