“ 無痛 -診える眼- #03 ” CX-Wed-22
今回の事件は心神喪失により、殺人を犯した男が裁判で無罪となり釈放されたというストーリー。(多分)釈放されてすぐにまた人殺しをしようとしたOPは未遂で終わる。
OP明け、今回もそんな犯人に対し早瀬は為頼に犯因症の診断を願う。毎回この入りだとワンパターンな気がするのでそろそろ別の手が出てきてもいいだろう。
そしてもう一人為頼に近づく男、白神。彼もまたその力を多角評価し、利用することを考えている。そんな白神が為頼を病院へ呼び、自らが目指す無痛治療の鍵としている男を紹介するのだ。その男は皮膚から内蔵、そして精神に至るまで痛みを感じない先天性の無痛症。実際にこんな人が確認されているのかは分からないが、ものすごい設定のキャラである。
中盤、OPで釈放された男が殺人を犯す。一度は早瀬に気づき犯行を行わずに逃げたのだが、早瀬の上司により追跡が妨害されてしまっていた。
こういう登場は取ってつけたようであまり好きではないのだが、これにより男の足取りが途絶えてしまっていた。
早瀬は身体的特徴を得るべく再び為頼の元へ。しかしそこで早瀬は自分に犯因症が出ていると為頼から告げられる。自らがその力を認め捜査協力を依頼した男からの告知。それはとても受け入れがたいものだったに違いない。
取り乱す早瀬だったが、男の逃亡情報を聞き急行する。
そしてクライマックス、早瀬は男を殺そうとするが、最後のところで思いとどまるのだった。ラストで早瀬は為頼に犯因症をなくしてほしいと願いでるのだが…。
ストーリーというか事件自体大した話ではなかった。しかしそこはおそらくどうでもよく、犯因症をどのように活かすかがポイントになっている。
そしてここまでそれは良い使い方をしていると思う。
前回人を殺していないので犯因症は出ていないという逆パターンを早くも使ったので今後どういう事件と合わせて使っていくのかが楽しみだ。