“ コウノドリ #01 ” TBS-Fri-22

 今クール注目のドラマの一つであるコウノドリ
病院が舞台の医療ドラマは数あれど、今回は産婦人科が舞台である。さて、これが医療中心か周辺の人間関係が中心なのか?どちらにせよ産婦人科を舞台と言うのは珍しい。

 

主人公は産婦人科医でピアニストの鴻鳥サクラ(綾野剛)。綾野剛には珍しくいい人のようだ。個人的にGANTSのイメージが付きすぎてるんだよなー。

そしてヒロインの新米産婦人科下屋加江に松岡茉優
この人はベタベタの朝ドラヒロイン系の役どころ。新米だけどメッチャ仕事できる医者っておらんなー。
その他に大森南朋吉田羊などを配し、脇役は豪華だ。

 

ナレーションで病院や産婦人科の事を解説している所からして医療中心のドラマか。

 

初回は未受診妊婦が題材。
妊娠しても何らかの理由で産婦人科に通わずに妊娠まで至ってしまったというものだ。
確かに金銭面や様々な理由で産婦人科に通えない妊婦がいることも確かだが、こういう人は多いのだろうか?

第一回目だからドラマを盛り上げるために少しこの未受診妊婦の生い立ちが絵に描いたような設定(母親からの虐待、自分の父親いない、夫は逃げてしまった)であり、妊婦の立場も理解しやすい。
だがそんな人対し鴻鳥先生はそんなこと知るか!と一度はバッサリ切り捨て、その後優しく諭すという綺麗な配列のセリフ回しだ。

 

そして決め手はやはり赤ん坊の顔を見て親になる決心を母親自身が持つという仕方ないがお決まりのパターン。
うーん、綺麗すぎるな。まとめすぎだな。

 

優しく正義感溢れる医者に朝ドラヒロイン研修医。
それを見守る肝の座った助産師。
クールだけど根は優しくいい人な主人公のライバル…キャストからストーリーまで絵に描いたような初回だった。

 

感動的な話ではあるがクセはない。
産婦人科の現状を綺麗に見せるPRビデオのような作りに感じる。なのでハラハラドキドキ感はない。次の展開も読めるし安心してみてられる。あ、これは批判ではなく賛否両論ってやつですから。

 

ラスト、鴻鳥先生の生い立ちも少々明かされたがここも少し絵に描いたような設定と回想シーンだった。おそらく漫画原作かなーって思ってたらやはりそうだった。漫画だとこれくらいインパクトの有る設定にしたほうが見やすいからねー。まー原作そのままかどうかは知らないけど。

 

次回の予告も含まれていた。
なんと妊婦の夫が小栗旬! 綾野剛繋がりか? 1話限定ゲストにしては豪華だな。
だがこの妊婦、交通事故のとばっちりを受けて重症。次回救命に運ばれてくる。次も何だか派手な話になりそうだ。だがこれはこれでこういう事もたまーにあるんだよって感じで見ればいいと思う。


※因みに未受診妊婦役の矢野夏希役の清水富美加さん、なかなかの好演ですね。
 変態仮面のヒロインで見た時からいい雰囲気を持った人と思って見ていました。
 これから連ドラでもっと出てきてほしい。