“ 相棒 season14 ” EX-Wed-21

 前回、賛否両論あった最終回から早半年。相棒シリーズもseason14をむかえました。

因みにseason13の最終回について自分は賛否の“ 否 ”の方でした。色々見てると“ 否 ”の方が多かった気もします。ですが今作も視聴率的にはいい数字を出すんでしょうね。

これだけ続いているのに高視聴率を出しているのは1話完結が基本ですが少しずつ時間経過が見られることが要因にあると思います。
相棒の交代や新キャラの登場、小野田官房長の死去、それに過去に出たキャラの再登場などなど。
刑事部長や一課の刑事達がずっとそのままなのは気になるけど。

 

では前説はこれくらいにして1話の感想に行きましょう。
まずは新しい相棒、冠城亘(かぶらぎわたる)を反町隆史さんが演じることに。
役どころは警察官ではなく法務省からの出向してきた官僚という初の非警察官。
『現場に興味がある』という冠城。まだ色々隠し持っている感じはあり、亀山さんや甲斐さんのような正義を全面に出すタイプではないようだ。

 

そんな冠城さんと杉下右京との初陣は刑務所内での殺人事件。
受刑者を使って刑務官が気に食わない刑務官を殺そうとしたと杉下右京が疑うというもの。

相変わらずの推理力を見せる杉下右京だが、一方の冠城さんは相手の懐に入り味方に見せかけ情報を手にしてゆく。事務次官まで話が通る所もかなり面白い。

今までにはいなかったパターンだ。

やはりこの辺り、かなり冠城という人物を作っているように思える。性格も経歴も生い立ちなども。


やはり履歴書は大切だと知らされる。

 

今回は舞台が刑務所という少し特殊な場所であるため、なかなか素人には理解し難い考えや習慣があったが、それが上手く使われていたのは流石だと思う。

そして一旦正解だと導き出した答えの後にもう一回転するクライマックスも健在。

毎回それだとそれはそれで単調になるのでそこは織り交ぜて欲しいが。

 

だが最後は力技で受刑者の暴動を鎮圧したのはこれ又賛否両論別れるところか。

 

 ラスト、無事無期限の停職処分が解けた杉下。

まー解けようが解けまいが捜査に首は突っ込むんだけど、そこ突いたら相棒全否定になるし、唯一と言っていい “ コメディ ” な部分なので許されると思う。

 

細かいところだが、私の予想ではそろそろ杉下と紅茶をともに楽しむキャラが出てくるのかな? と思っていたが、今回もそうではなさそう。

いつか出てくる杉下並の天才登場のためにとってあるのか?