“ デスノート ” 最終回を終えて。

今期の連ドラがそろそろ最終回を迎えだしてきていますが、日曜日のドラマデスノートが最終回を迎えた。

 

今回は原作の内容を一部用いながらもオリジナルの脚本であるということから私はあまり期待をしていなかった。

だって原作と違うところを見つけると「あーここ変わってるんだ」っていちいちドラマの世界から原作へ引き戻されるから。

どうせやるならデスノートというツールだけを残し、世界はそのままで続編を描いて欲しかった。

L vs キラ の戦いから○年後、みたいな。なので今回ドラマ終了後に発表された続編映画化には「お!?」っと思った。

 

しかしながら残念なことがある。それは今度はデスノートが6冊もあるのだ。

 

私は原作で2冊めのデスノートが出たのを見て「終わったな」って感じた。

デスノートはそれ自体が話の軸だ。何冊も出てきたら有り難みがなくなる。

なのに2冊目が出てきたのは1冊ではキラが早々にLに負けてしまうからなのではないかと勝手に推測している。

 

おそらく6冊も出たら何が何だか分からない展開になる。

それを敢えて狙って “ 頭脳戦 ” と言っちゃうかもしれないが、謎解きと犯人探しに終始すると猟奇的な奴や快楽殺人者などが出てこないかと心配してしまう。

そんな奴は物語では所詮ザコだ。ボスにはならない。

なのでその辺りをちゃんとした物語になるのかどうかを注目したい。

 

では今回のドラマの最終回について。

原作とかなり違ってきたのでラストがどういう展開になるのか?

まさか死なない “ 月(ライト) ” なんてねーよなと見ていたらちゃんと死んでくれた。

 

けど死に方がまさかの焼死。

 

なんだか普通。原作はちゃんとリュークに名前を書かれて死んだ。

死神に取り憑かれたんだし死神に殺されるでしょ。

それに対し、面白いものを見せてやると言ったライトが自ら負けを認めリュークに助けを求めた原作。

その態度に愛想を尽かせたリューク。これ以上面白いものが見れないと思い名前を書く。いやー、ライトの凋落っぷりやリュークの性格、人間性?が出ているいいラストシーンだ。

 

他にはあまり気になるところはなかった。

しいて言うならニアとメロが二重人格だったことだ。

この設定はあまりいいと思えない。何故なら「二重人格だ!」って言えば大抵のことが「そうなんだ」で通ってしまう。いきなり人格変わって強くなるとかさ。

それにニアとメロの対立が薄らいでしまう。天才と言われた二人の後継者が明と暗に分かれて違う道を歩みながらもキラを追う人間模様がなくなってしまう。

まーそこまで描いたら1クールでは終わんないんだろうけどさ。

 

あと、今回のライトってアイドルオタクだったよね。

回を重ねるについてそんな片鱗すらなくなってない?

しかも最終回メイドカフェみたいなとこで作戦会議してたけど、若干引いてたし。おそらく履歴書から削除されてるな。

序盤だけ必要な経歴が回を重ねるごとに用済みになってキャラから消えることってたまにあるよね。