“ マジすか学園5 #03 ” 書いたのは03終了後まもなく。

前回、バカモノちゃんが銃撃された所で終わったマジすか学園5の2回目。


バカモノちゃんがどうなったかとっても気になる所でしたが、やはり死んじゃいましたね。残念ですが予想通り。

さて話はその銃撃直後、警察が来て現場検証と事情聴取をしているシーンから。

ふさぎ込むさくら達にかるーく入ってくる韮澤。おそらく「毎回何か食いながら」がキャラなんでしょうね。
だがここで早速ですがカッコ悪いセリフを見つけてしまいました。
前回に続きおたべ。当時の状況を聞かれ、

おたべ「真っ暗闇の中で、パンパンパンと乾いた音がして」

 

とこれまた銃の音の表現ではべた過ぎる表現。聞いてる限り結構重低音で迫力のある銃声が響いていたよね。
まあ表現だからそこは自由なんだけど、セリフとしてはありきたりな感じです。
そして気になった点がもう一つ。

帰り際、さくらが刑事に言った一言。
さくら「刑事さん、誰かの敵を取りたいと思ったことありますか?」
さくらさん、病んでる?
まさかおそらく初対面の刑事に対し自分の弱さをさらけ出すような一言。
4であんなに他人に心を開かなかった人間とは思えない。
まーいい人になったと言うかもしんないけど、完全にお悩み相談なセリフ。今回もやはりそんなさくらちゃんが可愛く映ってしまっているOP。

 

OP明け。前回と同じくその他大勢の井戸端会議。
なんだか前回と同じ事言ってる。ラッパッパは黙ってねえだろとか、いつだってマジなんだよとか、もう少しセリフ考えられないかなあ……井戸端会議をするのはいいがデジャブを見てるよう。

 

次に場面は明智総業へ。
早速当たりを付けた韮澤。浦沢に対し犯人ではないかと詰め寄る。
おそらくその通りなんだろが、だとするとこの犯行はずさんすぎる。
明智総業はバカモノちゃんの犯行に見せかけ、応戦した竜頭組に殺されたとしたいはず。なのに撃ったの浦沢って。しかも銃持参って。
そんなの線条痕調べりゃ一発で違う銃だと特定され、第三者の犯行だと判明する。
さらにこの浦沢、出来る風気取ってるが、バカモノちゃんの銃回収してないし。

とか言ってたら飯塚君が浦沢とバカモノちゃんの繋がりをきっちり見つけてきてる。
こうなっちゃうと一気に事件解決なんだろうな、普通だったら。
けどそうならないのはこのドラマ、なんつっても警察組織が一切出てこない。

 

刑事ドラマじゃないからと言われてしまいそうだけど、捜査の進捗状況が分らないのだ(これは逆に良い手段)。実際だったら完全に捜査本部が立つ。ざっくり言うと捜査一課、組対…何課?だろうかがやってくる。

おそらく何百人体制? あまり詳しくないのでざっくりとだが、所轄の刑事二人だけってことは絶対無い。

 

次。

さくら対矢場久根の喧嘩のシーン。
ここはこの時のさくらの心情を表したいいシーンだが、喧嘩するのはいいけど喋り過ぎ。挑発が安っぽいからかなぁ、長く見える。
一連のシーンで3分半。30秒けずっても10行程空きが出る。

さて、そうは言っても今回の主役はマジ女ではなく激尾古のこびーさん。
舞台は重傷を負った竜頭組の陣山さんが入院する病院。
そこへ何故か一人で潜入したこびーさん。
元々看護科なのでナース服もしっくりくる変装ではないと一瞬思ったのですが、
みるきーが着ると完全にコスプレ。けどまー似合ってるからどっちでもいい。

 

話に戻って、何をしに来たのか?単なるご挨拶ではないとは思っていましたが、
そう言えば前回、アントニオがメスを見詰めるシーンがあったな。
そして何をしようとしているかを察して止めるこびー。

病室に入りメスを取り出した所からもやはり陣山さん殺害が目的だったんですね。

理由が明確!

 

しかしベッドの上に陣山さんはいない!
代わりにチンピラが一人寝ていた。どうやら部屋を変えたらしい。
驚くこびーだが正体はばれていない。
ここはおっと思わせるネタだったが、この後がよくなかったな。
どうにかして陣山の居場所を聞き出したかったこびー。
こびー「あっちの部屋には、ちゃんと婦長がご挨拶に行きましたか?」
と部屋番を伏せたまま尋ねるが、
チンピラ「あー、731号室の事か」
と答えるチンピラ。

 

「!」そのセリフ何!?

 

そんな返しする!? 日常会話でそんな返しする!?
普通やったら、

 

こびー「あっちの部屋には、ちゃんと婦長がご挨拶に行きましたか?」
チンピラ「さあ、俺ずっとこっちにいてて分んねえな」

 

 とかじゃない?何で「731号室の事か」って部屋番までご丁寧に答えるん?
看護師なら部屋どこか分ってるはずだろ、何故その分ってる相手が「あっち」と言ってるのに部屋番で答える?会話としておかしくね?
しかも「田中ってやつがいるから聞いてみれば?」って……それもおかしい。
こびーが婦長に聞けばわかることを何故親切に。チンピラってこんなにいい人なのか?

このドラマ、セリフがちょくちょくいい加減だが、ここまで吹いたのは初だな。
因みに今は婦長ではなく看護師長(師長)だけどね。

 

 いよいよこびーが陣山をやりに行くのか?と思いきや、シーンが変わり舞台はマジ女へ。おたべがソルトならこんな時どうしていただろうと思いにふけている。
するとヨガがソルトならもう行動していると言う所。

どうやら4から5の間にソルトも大分人間形成がなされてきたのだろうか?
仲間の危機に、もしくは仇打ちに真っ先に向かっていると考えている面々。
4ではありえないソルトの心情だ。
トップとしての自覚が出てきていたという事なのだろうか?
まあそういうこととして納得しておかないとずっとキャラ崩壊と思いながら見る事となる。

ここはあえて「ソルトは変わったんだ」と言い聞かせよう。

 そして話はソルトが孤独だったという展開へ。
それは誰かと一緒にいることが怖かったのだと言う。
誰かと一緒にいた後一人になったら、余計にさみしくなる、そんな思いからあえて孤独を選んでいたのだと言う。
一体何があったんでしょうね、ソルトさんの過去に。

 

さて、ワンクッション置きましたが、いよいよ陣山を殺るか、こびー。
ベッドの上に仁王立ち、なかなかコアなファンにはたまらないシーンなのではないでしょうか?
渡辺さんもなかなかいい表情ですね。
けどやっぱりセリフがどこか引っ掛かる。


こびー「そもそも、アンタんトコがアントニオをらちらなければ」(らちらんかったらって言いたかった?)

って、そもそもは激尾古の誰かが風俗にって話でしょ?
それも普通の女子高生風俗にはせんよ、やくざも。
その激尾古の生徒も金借りてたとか、自分からヤバいバイトに足突っ込んだとかあるんじゃない?
まーここでそんな正論は言っても意味はないですが、こういう細部をちゃんと詰めてさらっと誰かがセリフで情報を伝える事が繋ぎのシーンなどには必要と私は習いました。

けど個人的にはこのシーン及び、こびーさんの心情はなかなか狂気でいいと思います。

所はいきなり変わってみなみと話すさくら。
開口一番、今度はおたべを止めてくれというさくら。こないだはバカモノちゃんを止めてくれとおたべに言ってなかったっけ?
ちょっとは自分で何か考えろよさくら。どんどん幼稚化していくな。こんなにキャラ変されたらもはや別人。

しかもおたべってそんなに暴走しそうだったか?昔を懐かしんでるだけだろ。
最後だって「もう仲間が死ぬのは見たくない」って冷静だし。


それよか竜頭組に単独先行したの誰だよ!?
矢場久根にうっぷん晴らしたの誰だよ!?
一番止められなきゃいけねえのアンタだよ!


おそらくこのシーンは、次のおたべの行動への足がかりにしたかったのだろう。
だが、おたべにその気配がない限り何言ってんだコイツ、としか見えない。

  

さてさて、こびーが陣山を殺して話は終わりかと思いきや、まだ半分くらいでした。
その後、殺されたこびーの亡骸を前に悲しむ激尾古。


こびーがやらなければ自分がやっていたとアントニオ。
ソルトへの思いはもはや極道となっているアントニオ。
憎しみの連鎖のドミノを最初に倒したのは竜頭組だと怒りが収まらないアントニオ。

……ここでも激尾古の一人が風俗うんぬんって話はスルーなんですね。
そこなんとかしてよって思うのは自分一人だけだろうか?
その1ページ目をうやむやにしたままだと、証拠もないまま竜頭組を犯人に仕立て上げてるこの勘違いコメディー。

ちゃんと竜頭組が悪者だと示したほうがいい。

 

では次。ここでようやく来ました「おたべさんを止めて下さい」の巻。
どうやらネットで銃を買おうと思っているようですおたべさん。


そしてその資金は陣山がソルトの香典と出したおそらく額は一本。
暗闇の中、部屋へ戻った時に拾ったようだ。
けど、あの現場にはお金よりもバカモノちゃんの銃があるじゃん。そっち拾えばよかったのに。
やっぱりストーリー上、あの銃は浦沢が回収したシーンを付けておくべきだったよね。
そして銃を先に探したけど無くって、代わりにお金を見つけたからこれは使えると思い拾った、そんな展開の方がしっくりくる。
まーあの回想シーンが韮澤の妄想でなければの話ですけど。

ふとおもったのですが、陣山死んだのに銃ってまだいる?

さあ来週この銃を手にどうするんでしょうかね、おたべさん。