“ 探偵の探偵 ” ②
①からの続き。
第2部は “野放図”というわるーい集団との争いが軸。DVシェルターに逃げ保護された妻を夫が金で依頼して取り戻してもらう。そんな悪行を請け負っている集団だが、それだけをやってるわけではなく、まー町のギャング集団みたいな人達だ。
この話も事件自体は4話程で解決してしまうのだが、私の注目はここで登場した一人の人物。それはDVシェルターに保護されていた女性市村凜。なんとこの女性を“門脇麦”が演じている。
ここで前回も配役についてはあまり書かないと言っていたのだが、見ている人は「これは絶対何かある」と思ったのではなかろうか?
単なるDV被害者役ならエキストラさんでかまわない。
それにゲストとしてDVシェルターから脱走した女性を“西原亜希”が演じている。
おそらく残りの話にこの凜という女性が絡んでくるという想像は容易にできた。
そしてそれはすぐに確信へと変わった。それは玲奈の追っている“死神”が女性ではないかと言う疑いが出たからだ。
これは確定!
最終回を迎えていないので確定とか言っちゃ外れたときに言い訳できないが。。。
しかし出来ればこの見え見えの犯人を覆してほしい。
共謀者とか、姉妹がやったとか、二重人格とかは駄目だぞ。
完全に別人で、いい意味で期待を裏切ってほしい。
さすれば“門脇麦”を見え見えのところで登場させた意味も出てくる。
最終回、どうなるのかな?
このドラマ、当初須磨リサーチの須磨(井浦新)がもっと話しに絡んでくるのかと思っていたが、怪しくもなんともなかった。だがそれはそれでよかった。自分を育ててくれた人が実は犯人だったなんて展開、もう飽きてるから。
だがそこにはこの話が探偵の話だと言うことを明確に示している気がする。
推定犯人の凜の人間性はまだ定かではないが、依頼のためならターゲットがその後どうなろうと知ったこっちゃない“死神”の行動。
そんな一線を越えるか超えないか、探偵のモラルを作者は描きたいのではなかろうか?
とすればラストが須磨vs玲奈でないことも当然の話。いい感じになりかけてた刑事窪塚が殉職したのもうなずけるし、琴葉の姉彩音の歪んだ愛も“死神”に利用されてポイというのもOKだし、何より全然玲奈の家族が出てこなかったのも理屈に合う。
と、これで外れてたらどーしよー。知ったかレベルMAXだな^^;