“ 5→9まで #04 ” CX-Mon-21

 前回、試験を不採用にしたのが星川ではないということを知り少し距離を縮めた二人。今回は星川の寺で「宿坊」なる体験修行を行うことに。しかしそれは潤子の両親が昔交際していた際にお泊りから距離を縮めたと聞いたことが始まり。

 

…もう全くコイツ坊さんじゃねえな。

 

坊さん協会からクレーム来んじゃね(笑) ←勿論あるか知らないが。しかし個人的には星川のキャラ設定から思春期まっただ中の高校生みたいな発想が来るのは面白いと
いうか自然な流れなのでいいと思う。まー連ドラの中盤(4~6回目辺り)で主人公とその相手が何かしらお泊り、もしくは一夜を明かす確率は結構高いのでありきたりと言ってしまえばそれまでな回なのだが、それに持っていく動機としてはまずまずなのかなと思う。

 

さてさて、ここでサイドストーリーながら良いシーンが有ったので一つ。
それは前回のラスト、いきなり潤子にキスをした三嶋が、三嶋に好意を寄せる英会話スクールの受付まさこを食事に誘ったシーン。
三嶋はまさこに前回酔いつぶれてまさこと一夜を共にしたことの真意を伝えようとしていた。しかし開口一番まさこが先手を打つ。
それは食事に誘われたということを理由にしてか、前回一夜を共にしたことを理由にしてかは分からないが交際を申し込まれると思い、三嶋とは付き合えないという。
唖然とする三嶋に対しまさこは年収3千万が結婚の最低条件だとか(笑)な事を言い出す。そして前回の一夜を共にしたことも実際は何もなかったのだと告白した。
それに対しホットする三嶋。潤子へ思いを寄せる三嶋としては覚えていないことなので当然だろう。


だがまさこの狙いはそこにあった。

 

三嶋の本音を確かめるためにワザと三嶋が安心することを言ったのだ。(この場合事実はどっちでもいい)付き合えないというのも勿論嘘。こういう女子の駆け引きはなかなか女子でないと書けないものだ。
原作通りなのかは分からないが、この後席を外し密かに泣いている姿なども含めいいシーンだと思った。(欲を言えば、出来ればこういうのをメインストーリーでやってほしい)

 

メインに戻って宿坊をしている潤子。そしてアーサーと同僚の百絵。特にこれといって特筆すべき話はなかった。しかし一夜明け、潤子の元へ生徒の里中由希が引きこもりになっていると妹から連絡が入る。
潤子は由希の元へ。

この潤子の生徒の高校生二人、蜂屋と由希。どこぞの金持ちの子供なのか分からないが実に漫画らしいぶっ飛んだ設定だ。

 

そして由希のいる部屋を訪れる潤子。
するといきなり脱ぎ始める由希…何をするかと思ったのだが実は由希は男だったのだ。

 

はぁ?

 

女装、ですか?ここで女を装っている必要性がよく分からんが、とにかく後を追った星川。由希のいる部屋へ。しかし潤子は無事だった。

 

はぁ?

 

星川が到着するまでに何があったのかは分からないが、由希は特に何もしなかったようだ。ただ男である自分を知って欲しかったのだろうか?
あんだけ初回あたりから引っ張っておいてこれで終わりか?

前回のBLはミスディレクションか?
BLならぬGL(ガールズラブ・こんな言い方をするのかは分からないが)が展開されるのかとおもいきや、ちょっと拍子抜けだ。

そしてようやくというべきか星川が倒れた。まークライマックスまで引っ張らないと意味ないんですけどね。しかしそんな星川の様態を気にして潤子が寺を訪れる。
そこで潤子は祖母がやはり自分が気に入らない存在だということを盗み聞きする。
これで前回の実はいい人だったというどんでん返しはなくなった。

 

ラスト、特にここも何もなく星川は一晩で回復して無事元総理の法要も終えたのだが、
清宮が潤子を呼び出した。前回四つ巴の争奪戦になると予想し、その通りまずは由希が動き撃沈した。これで残るはオトナ三人。
清宮、三嶋、そして星川。

まだ4回なのに清宮が動いた。コイツはラストかなと思ったのだが、三嶋とのキスに関して潤子が意外とあっけらかんとしていたのだ。
あれによって動き出した争奪戦だったのだが、きっかけを作った三嶋はまだ話的にステイか。まーキスをした本人よりそれを目撃した残りの方が心を揺さぶられるのは自然な流れなので、清宮が動くのもうなずける。星川はずっと動いてるからね。